耆闍崛山 羅漢寺(ぎしゃくつせん らかんじ)は、中津市本耶馬渓町にある曹洞宗の寺院です。羅漢寺は無漏窟(むろくつ)に坐す日本最古の石造五百羅漢像、普済楼(ふさいろう)の千体地蔵尊(せんたいじぞうそん)をはじめ、数千体の石仏を境内の岩屋に安置し、仏教を絵図のように表しています。また、羅漢山は耶馬渓を代表する景勝地としても知られ、巨大な岩壁に伽藍(がらん)が融合する佇まいは、四季折々に独特な趣を演出します。仏法承伝(ぶっぽうしょうでん)の霊山であり、且つ心に打つ絶景を有する羅漢寺は、古来より参拝者の願いに寄り添いながら、悠久の時を刻み続けているのです。